廃番・代替・同等のアルミケース

製作事例001

アルミケース廃番・代替でお困りのお客様

汎用アルミケースは成型品の特徴を生かしたデザイン性、お手軽に手に入る入手性で大変重宝されている商品です。
一方で、廃番によるリスク、追加工の発注業務-納期管理オーバースペックによるコストが問題になるケースがあります。
特に継続的な商品に使用されている場合リスクが大きくなります。

昨今アルミケースメーカーの相次ぐ廃番にともなってご相談いただく案件が急増しております。
実例を掲載いたしますので是非ご参考・ご検討いただければと思います。

case1 急な廃番による同等品の調達

あるメーカー様より、汎用アルミケースを使用し定期的に製作している製品において、メーカーの急な廃番により調達が出来なくなってしまい、モデルチェンジも間に合わないことから、なんとか同等品を製作できないかとご相談いただきました。

この製品は上下のケースに溝があり、前後のパネルをその溝に落とし込みます。
板金の構成としては単純なのですが、コストも決まっており成型品と違いアルミの板にコスト内で溝を掘るのが最大のポイントでした。

何度も加工方法を変えトライを繰り返し、最終的に納得のいくものが出来ました。

板金・塗装の色味や仕上がり・シルクの印刷など全てご納得いただいて決められた予算内で再現することができ、
納品時には今後は廃番を気にすることなく、手配も一括で発注業務・納期管理も楽になるとご感想もいただき大変喜んでいただきました。

廃番のリスク・発注管理のコストを解決した一例となります。

case2 廃番を機にコスト改善

取引先の商社様より、廃番で後継機種がなく困っているメーカーがあるので相談に乗ってあげてほしいと連絡を受けました。
訪問し製品を拝見するとアレンジすればそのまま再現可能でしたが詳しく伺ってみると、汎用品はパーツが多く組立に非常にコストがかかっている事や、正面以外は内部部品で装飾は必要なく割高感がある等の問題点が出てきました。

そこで、これを機にご要望に沿った最適な製品への検討をはじめました。
基板の組み込み工程や検査工程を確認しながら最小限のパーツ構成とし、さらに内部をアルミの生地仕上げとしたご提案をいたしました。

最終的にケース本体に加え数の多い穴あけの追加工費、さらには組立にかかっていた工数を大幅にコストダウンすることに成功。
さらに発注業務・納期管理も短縮でき、今後他の製品も検討したいと大変ご満足いただけました。

廃番のリスク・オーバースペック・コストを改善した一例となります。

汎用のケースの場合、試作や評価用、展示会などの単発ものでは非常に有効な商品ですが、継続的な製品ではリスク対策が必要になってきます。
カスタム品は価格が高いというイメージがありますが上記の例の様に内容によってはTOTALでコストを抑えることも可能です。
現在リスクやご不便をお感じのお客様、是非一度ご検討されてはいかがでしょうか。

ご提案・お見積りまで無料で行っていますのでお気軽にご連絡お待ちしております。

実例集

様々な事情により汎用タイプからオリジナルのアルミケースへ転換した実例です。

サイズ的に汎用タイプでは適切なものがなく板金加工に設計を転換しました。塗装色も自由に決められるので正面の色味もメーカー色に合わせました。

穴あけ加工や絞りなど追加工では難しいケースも板金加工では対応可能です。